Dog Specialist Interview #16 ドッグトレーナー 藤野 芽久美さん

Q1 自分自身を犬に例えるとなんの犬種だと思いますか？
A1 すごい難しい質問ですよね（笑）えっと、以前ケアーン・テリアという犬種を飼っていて、まぁ自分は何に似ているかなと思ったときにケーアン・テリアぽいかなと思っています。テリアなので明るくて元気で楽しいことも大好きなんですけれども、やっぱりこうまぁ意思も強かったり、こう譲れないところは譲れなっかたりする頑固なところもあるっていうのもちょっと似ているかな、と思っています。

＜スタッフ＞ありがとうございます。何かテリア系を飼う上で、大切なことというか、気をつけていることというか、ありますか？

そうですね、テリアはね、特に体力も知力も高く元気なワンちゃんなので、やっぱりこう運動をしっかりしてあげるということと、運動だけではなくやっぱ頭を使わせてあげたり、やっぱ今ねノーズワークをやっているので嗅覚を使ってストレスを溜めさせないことっていうのがが大事になってくると思います。

Q2 どのような経緯でドッグトレーニングという職業に興味を持ち、ご自身がなろうと思われたのでしょうか？
A2 もう小さい時からまあ犬に囲まれた生活をしておりまして、まぁなんとなくこう大人になったら犬に関わる仕事がしたいな、とずっと思いながらいたんですけれども、実際ずっと実家にいて犬はいたんですけれども、改めて自分で犬を飼ってみて、トレーニングとかしつけについてより良く考えるようになってこう色々勉強をして、私の時代ってまだこう昔ながらの厳しいレッスン、トレーニングも多かったんですけれども、それについて疑問を持って、色々なトレーナーさんのところで勉強したりして。こうやってこう自分の学んだことをせっかくだから悩んでいる他の人にも伝えたいなぁというのがきっかけでトレーナーになりました。

Q3 ノーズワークトレーニングをはじめたきっかけを教えていただいてもよろしいでしょうか？
A3 この子が元保護犬のアーロンというのですけれども、元々”弱視”で視力が弱くて、いずれは目が見えなくなるよと言われていたので、この子が一生楽しめるアクティビティは何かないかな、というところでノーズワークを始めてみました。

Q4 ドッグトレーニングやノーズワークトレーニングを行う上で大切にしていることを教えていただけますか？
A4 出張トレーニングしても、やはり各家庭でそれぞれのワンちゃんによって性格が違ったりとか、各家庭の望んでいることとかワンちゃんと思い描いているライフスタイルが違ったりするので、とにかくこうカウンセリングを丁寧にやって、家族の方にも納得してもらって、ワンちゃんにも家族にも無理のないトレーニングを提供するようにしています。

Q5 今行われている活動を通して目指している目標について教えていただいてもよろしいでしょうか。
A5 通常のトレーニングも出張トレーニングもしていますが、まぁアーロンをきっかけに出会ったノーズワーク。北欧流ノーズワークを私はインストラクターとしてやっているんですけれども、そちらをより広めていきたいと思っています。ノーズワーク自体は保護犬のために作られたアクティビティでして、自分も保護犬を二頭飼ってますので、保護犬のためにも、これからもう少しノーズワークを広めて、自信をつけたりとか、色々な環境に慣れたりするきっかけをね、作ってあげられたらと思っています。

＜スタッフ＞ありがとうございます。何かノーズワークトレーニングをするメリットとか、なにかありますか？

そうですね、メリットは沢山あるんですけれども、まずおうちの中でも気軽にできるということと、あとはパピーからシニア。どんなワンちゃん、どんな年齢のワンちゃんでも簡単に始められる。特にシニアちゃんであれば、脳トレにもなりますので認知予防にもなったりもしますし、あとはノーズワークをやると犬自身が前向きな考え方になる、ポジティブ思考になるということがわかっているので、例えば怖がりさんだったり、自信のない子だったりすると、ノーズワークをすることで少し前向きになるので、ビビリの子にもすごく良いアクティビティーですし。あとはやっぱり鼻を使いたい！という本能を使わせてあげるものなので、すごく元気が有り余っている子にもね、お鼻を使うことで心地いい疲れを得ることができるので、ほんとに元気な子でも、ちょっと大人しくて怖がりさんな子でも、どんな子でも効果があるということがノーズワークの魅力になっていると思います。

​藤野 芽久美ドッグトレーナープロフィール