ペット業界で活躍するスペシャリストにフリーステッチスタッフがインタビュー!シリーズ 第21弾
"DEAR BRO"を運営するドッグトレーナー熊谷孝一さんへ、フリーステッチスタッフの小松さんにインタビューしていただきました。
Q1 自分自身を犬に例えるとなんの犬種だと思いますか?
A1 もろ雑種です。純血種というか何か一つに特化したというのではなく、健康だけが取り柄みたいな感じで、好きなことしかやらないみたいな部分も雑種に似ているのかなと思います。
Q2 どのような経緯でドッグトレーナーという職業に興味を持ち、ご自身がなろうと思われたのでしょうか?
A2 元々はですね、私も悩んでいる飼い主の亭主だったんです。サモエドを飼っているのですけれども、サモエドの女の子が非常に怖がりで、散歩中うちを出てから帰るまでひたすら鳴いているという状況だったんですね。私はその時ドッグトレーナという仕事はしていなく普通に仕事をしていまして、散歩は全て嫁に任せていたのですけれども。
ある時ですね、私が会社から帰ると嫁が泣いてきたんですよ。やっぱり「吠えが止まらないような状況でも、散歩はさせなきゃいけない」という思いがあってくれて、散歩してたんですけど、通りかかったおじさんに「うるせえなこの野郎」と脅されちゃったんですね。それでどうにかしてよと言われて、その前から犬とはずっと付き合ってきたので、どうすればどうなるみたいな、頭の中では色々持ってたんですけども、怖がりな子に対してやるべきことが全然自分で分からなくて。色々調べた結果、怖がっている子にも”罰”というのがほとんどだったんですね。そこで巡り合ったのが私の師匠である田中雅織。ビヘイビアリストですね。で、その方にお願いして、本当に良くなっちゃったんです。それを見て私もなりたいなと思ってなったんですね。正直に言うと一番最初になりたいと言ったのはうちの嫁さんなんですけど。うちの嫁さんが二の足を踏んでいるうちに、私がなってしまったというような感じでございます。
<スタッフ>愛犬を大切にする思いから始まったんですね。
そうですね。やっぱりまだ”罰”が多い世界ではあるので。罰をやると飼い主さんも辛いですしね。もちろんやられる犬も辛いですから。そこをなんとかしたいなと思って今、頑張っています。
Q3 現在行っているトレーニング法の特徴や、メリットをお伺いしてもよろしいですか?
A3 そうですね。私たちは”環境整備”から入るんですね。困っている行動、例えば「吠える」と言うのは「吠える」に直接アプローチするのではなく、どの状況で何が刺激となって吠えるのか。それを取り除いてあげることによって吠えは自然に収まるでしょうと言う考えなので。今の問題行動も自然にできてきた行動ですよね、環境に作用されて。
であれば環境をいじることによって吠えは改善できる、というようなことで、ストレス自体も犬に対しては少ないのかなという風に思っています。
<スタッフ>犬に対してストレスがないというのはすごく魅力的です。
そうですね。もちろんトレーニングをする上で多少のストレスはかかってしまうんですけれど、より少ないようにしてあげたいなというのがあります。
Q4 今まで沢山のわんちゃんと関わってこられたと思うのですが、愛犬と飼い主様との間にある不安ごとに向き合う時、大切にしていることはありますか?
A4 そうですね。まず飼い主さんに心を開いてもらうということですかね。やはり今の現象を直接見ることはできるんですけれど、過去にどんなバックグラウンドがあったとか、そういうのはやはり信頼関係が構築されてこないと中々聞き出せない。また、そこが分からないとアプローチの仕方も変わってきますので。寄り添うだけではないんですけれど、時間がかかる時もありますけどね。とにかく飼い主さんとの信頼関係の構築は大事にしています。
<スタッフ>飼い主様と一緒に頑張っていくということですね。
そうですね。私たちがお預かりして治すということも出来なくはないんですよ。ただ、お預かりして治すということになると、帰ってからまた同じ行動が出てしまうということがありますので。飼い主さんに自分の愛犬のプロフェッショナルになってもらうというようなことを考えています。
Q5 現在しつけに悩んでいる飼い主様へ、どんなことから始めればいいか、アドバイスをお願いしてもよろしいでしょうか。
A5 私も悩んだ一人ではあるので、飼い主さんの気持ちもよく分かると自分では思っています。ただ、悩んでいるだけでは先に進まないので、やはり頼れる人に頼っていただきたいし、それが犬の専門家なのか近くの人なのか、とにかく一人で抱え込まないこと。そこから始めてもらいたいです。
自分の悩みを人に言うだけでもかなり心的には楽になりますので。その延長線上で私たち専門家にご依頼いただければ、できる限りのお力にはなれると思いますので、是非お声がけいただきたいと思います。
Interviewee: Dog trainer Kouichi Kumagai
Interviewer: freestitch Stuff Komatsu